パンパン(手拍子)ためる!パンパン(手拍子)ハァッ!

 このドラゴンボールもどきのような手遊びを知っている人は、同年代かもしれませんね。基本形はバリア、ためる、ハァッ!の3種類。ためるの時に、ハアッ!されると負け。3回か5回ためたらバリアがきかないとか、ローカルルールが無限にありそうな遊び。大富豪もそうですが、地域差が出てとてもおもしろいです。子どもってこういうルールづくりを経験して大人になっていくものだと思っています。

 

 今日は、自主学習(以下自学)について書こうと思います。みなさんは、小学生の時自学ってやっていましたか?私はほとんどやったことがありませんでした。自学用のノートは学校で買っていたようなのでもらっていましたが、ほとんどやらずにその学年が終わっていたように記憶しています。

 

 なぜ、自学をする必要があるのでしょうか?大人になって学習してますか?「会社からこの資格とってね」と言われたしますか?中々大人になってからしませんよね。私もセネガルに派遣予定があるのでフランス語を学習しています。何もなければ全く縁も所縁もない言語を学習しようと思いません。

 しかし、我々は間もなくsociety5.0の時代を迎えます。AIが今までの事務的な仕事のほとんどを私達に代わって行ってくれます。だからなくなる職業がたくさんあります。つまり一旦は就職できたもののその仕事がAIに代替されてしまい、職を失う人が大勢出てしまう恐れがあります。最近転職する人が増えてきました。まさに、これからの時代の流れそのものだと思います。Youtuberなんかもそうです。ただ、どんな職業を志そうとも「学ぼう」としなければ、いずれはその職も辞めなくてはならなくなります。

 yotuberを例に挙げると、まずは動画の作り方を学ぶ。動画をyoutubeに挙げる方法を学ぶ。ここまでなら、ネットで調べれば簡単にできると思います。問題はここから先です。もっと有名なyoutuberになりたいならどうしますか?きっと、有名な人の○○やってみた!とかをアレンジしたり、自分らしい最初の挨拶を考えたりしますよね?こういうのを創造性といいます。学習指導要領解説総則編には創造性について「感性を働かせながら、思いや考えを基に構想し、新しい意味や価値を創造していく資質・能力であり・・・」とあります。道徳教育の部分で書いてあるのですが、これからの時代とても大切な能力だと思います。

 

 前置きが長くなりすみません。話を戻します。要はこの先の時代を考えれば、「生涯学び続ける学び手の育成」と「創造的な能力の育成」が大切なのではないかと感じています。ただ創造性といっても何事も型がないと創造なんてできません。

 そこで自学に取り組んでみませんか?というお話を昨年度は子ども達にしました。参考にしたのは、田中光夫先生のTTPの取組、伊垣尚人先生著「自主学習ノートの作り方」、福山憲市先生著「知的学級掲示自学のアイデア」です。実践をすべて書くと大変なことになるので、省きますが(というかまだまだ改善の余地しかない(笑))簡単にいうと自分の学びたいことを学びたいだけ学べるようにするというのが大きな趣旨です。まだまだ、全員が積極的に取り組めるようになりませんでしたが、やり続ける子はいつまでもどこまでもやりますし、計画的に取り組む子もいました。家庭学習の習慣が身に付くことをねらっていますが、学び方や学ぶことの楽しさを実感すれば大人になって例え転職しても「学び続けられる」ことで必ず自分のキャリアのためになると信じています。

 

 もう少し、的を絞ればよかったですが、話があっちこっちいってしましましたね(;^ω^)もちろん自学だけで解決することではありませんが、宿題や与えられた課題をこなさせるだけではいけないなという自分への自戒を込めて書きました。

 

 みなさんは、学ぶことが好きですか?私は好きです。新しい知識を得たり、それを活用したり、今まで学んだものと繋がったりする快感があります。何よりも自分のワクワクすることで他の人のためになったらすてきですね。こういうことを子ども達に伝えていきたいものです。ではまたー^^Au revoir