パイナツプル派?パラシュート派?

 題名が決まらないままです。とりあえず、教育のことを書くので子どもの時の遊びで使う言葉を多用していきます。(だるまさんが転んだをする時、「はじめのだいいっぽ!」って言いますよね?)グリコをする時、パーで勝ったら「パイナツプル」ですよね?でも、嫁の地域は「パラシユウト」だそうです。これが地域格差という奴か。いち早く地方創生を!!

 

 さて、今日も今日とて指導要領を眺めておりましたら、体育科の部分にこんなことが書かれてありました。

 体育1・2年生の水遊び(1)のア「水の中を移動する運動遊びでは、水につかって歩いたり走ったりすること。」イ「もぐる・浮く運動遊びでは、息を止めたり吐いたりしながら、水にもぐったり浮いたりすること。」とあります。

 つまり、低学年でけのびを教える必要なんてどこにもないから、教えなくてもよいのです。(もちろん挑戦したい子がいて、安全が確保されていたらガンガンやらせてもよいと思います。)無理矢理やらせても運動嫌いになるだけです。逆に水に慣れたり、水遊びが楽しくなるような活動を組み立てたりすることの方が大切だということに気付きました。というように、やるべきこととやらなくていいことも分かります。「なんでこれは指導しないのですか?」「指導要領にこう書いてあるからです。」と言えますね。総合、特活、体育は教科書がありません。何に基づいてやるかは、しっかりと押さえて指導した方がゴールが見えていていいですね。

 

 昨年度は6年生を担任しました。体育主任をしたこと、職場に体育のスペシャリストがいたこともあり、体育の授業について考えることが多かったです。体育って自分好きなんだけど指導がなーと思っていたところもありとても勉強になりました。キーワードはハードルを低くすることです。

 特にハッとさせられたのは、台上前転での授業でした。跳び箱の上で前転する技は、危険が伴うので教師側も構えてしまうのですが、逆にハードルを低くすればいい!ということでマットを横にして前転して降りたら「台上前転できた!って言っていいよ!」とすればマットが苦手な子も喜んで取り組んでいました。自分は今まで「~ができるようにしよう!!」と言っていました。もちろん、できないならできないでしょうがないなーと思っていましたが、場を選択させることでここまで子どもの意欲が変わってくるところに驚きました。いや、厳密に言えば場を工夫はしていたんですが、そこまで低くするんだ!って驚きとちょっとした言葉掛けで少しでも運動に親しんで欲しいというその先生の思いが伝わっていました。このような工夫をすることで運動に対して拒否反応を示す子でも、楽しく運動に取り組めるようになり、学びに向かう第一歩を踏み出せるそう感じました。また学習環境を整えることで、初めて適切な評価ができるなと感じました。

 

 以上のように、今回書いたことに関して言えばチャレンジ バイ チョイス(選択権を与えること)が大切なのではないかと感じました。運動が得意な子は、自分の力を伸ばしていけばいいし、苦手な子はどうして上手くいかないか簡単な場で確認する。それぞれのやり方があってよいのです。でも、それだと上手い子と苦手な子の間に溝ができてしまうのでそれを『学び合い』や協同学習で繋げていきたいと思っているのが、私がこれから目指す教育です。それについては、まだまだ勉強不足なので、おいおい書きます。本当は、これからの学習評価について書きたかったのですが、それもまだまだ説明できそうにないので(笑)じっくりやっていきます。なにかあればコメントやリプライくださいませーではー^^

はじめのだいいっぽ(キングダム読んでない人は若干ネタバレがありますので注意)

初めてブログというものを書きます。

私は、現在小学校教員を一時休職し、JICA海外協力隊としてセネガルに派遣される

予定のものです。コロナウィルス感染拡大を受けて、訓練が4月から始まる予定でしたが、6月からに延期になりました。正直、本当に始まるかどうかも分かりませんが、せっかくの期間なので普段できていないことをやっています。

 

何をしているかというと、教育基本法、学習指導要領を読んでいます。大学の頃から「先生になりたいのになぜ法律を学ぶの?」とか「この緑の本は一体何なんだ?」と思っていました。教師の立ち返るべきところと学んではいましたが、なんとなくで実感はしていませんでした。でも、改めて読み返してみると「今までやってきたことが法律に書かれている!」ということに驚きました。(当たり前なんですけどね、、、)

 教育の目的を示す第1条。これを基に学校目標が作られており、それを受けて学級目標を作っている自分からすれば最重要なことだと感じました。もっと言えば、日本においては何のために教育活動を行うかが明確に示されています。

 教育の目標を示す教育基本法第2条の1には、知・徳・体を育むこと。第2条の2、3,4,5には、実際にどんな態度を養ってほしいかを示しています。例えば「創造性を培い」「自主及び自律の精神を養う」これってまさに、通知表の行動評価じゃん!(いまさら(笑))とほくそ笑んでいましたが、なんで通知表に行動評価があるの?と聞かれて昔の自分はどう答える気だったのでしょうか?

 

 というように、読めば読むほど現場とリンクしていて読むのが楽しくなってしまいました。(だからリンクするのは当たり前なんやって( ´∀` ))突然話は変わるのですが、最近キングダムを読んでいて、その中のキャラがこう言います。「法とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!」この言葉とすごくリンクしました。教育基本はいわば、日本の子どもたちにこうなって欲しいという願いそのものだと。その願いはもちろん多種多様です。自分は、指導要領を学べば学ぶほど、法的拘束力を実感して、自由な発想が出来なくなるのではないかと正直手が出せていませんでした。

 ですが、そもそも第1条には「人格の完成を目指し」と抽象的な言葉で表現しています。もちろん他の部分でその抽象的な部分を補おうといますが、やはり文章では限界があります。そこを現場で実際に子ども達と生活して成し遂げていくのが、私達の仕事なのではないかなと改めて感じました。もちろん人格の完成がどのようなものであるかの最適解など、7年しか教師をやっていない私にはまだまだ分かりません。でも逆に言えば、学習指導要領を基に説明が付くなら自分らしい実践を行えると感じました。自分の仕事のルーツを知れてとても勉強になりました。

 まだまだ待機期間がありそうなので、しっかり学び続けたいと思いまーす。^^ちょくちょく、こんな感じで自分のアウトプットの場にしていきたいと思いますので、ご意見があればツイッターでリプライとかいただけたら助かりまーす。ではまたー